銀座米料亭、長月の米ざんまいコース料理長厳選・祇園・八坂
それぞれから数品ご紹介させていただきます。

【粥：料理長厳選・祇園・八坂】
今月は月見粥をご用意いたしました。
上には、すすきゴボウを添えております。
お粥の中にはヒエなどの雑穀が入っており、
実はこういった雑穀がお米文化の始まりでございまして、
それに掛けてコースの始まりとさせていただいております。

【米菜：料理長厳選・祇園】
左上の器には、鰊茄子をご用意しております。
右手の黒い器は米ぬか仕込みのへしこといいまして、
サバを塩漬けにして糠漬けにしたものを使ったソースをご準備しております。
季節のお野菜はへしこソースにつけてお召し上がり下さい。

【鮨：料理長厳選・祇園・八坂】
9月9日は五節句の中で一番大事な「重陽の節句」です。
別名「菊の節句」ともいい、昔の人は菊酒を飲み、
栗菓子を食べて不老長寿を願ったことから、
食前酒として菊酒を、お口直しには栗の甘露煮ご用意しております。
お鮨が三貫、烏賊の鳴門、煮鰻の手毬、秋刀魚の小袖鮨です。
ガラスの器にはホウレン草とキノコの菊花浸しをご用意しております。

【米八寸：料理長厳選・祇園・八坂】
今月は中秋の名月をテーマにご用意しております。
右手には、名残の鱧と走りの松茸と使った鱧松の飯蒸しです。
左手には、キノコと甘鯛のお吸い物、赤色高台には戻り鰹の漬け丼

稲穂の白く咲いている部分は、
昔のポン菓子のように食べられますのでどうぞお召あがりください。

【長月のお供：料理長厳選・祇園】
お造：太刀魚薬味巻き 大トロなめろう
焼魚：秋刀魚の肝焼き
肉料理：牛松の照り焼き
あしらい：きのこと鶏のごま酢和え

全てご飯に合うように、味をつけてございます。
色んな味でご飯を楽しんでください。

【贅沢主菜：料理長厳選】
今月の贅沢ご飯の食材は《穴子》と《いくら》です。
まだまだ暑さが続くこの時期。
程よい脂で、あっさりといただける穴子を炭火焼きにし、 ふっくらと仕上げました。
軽くハケで醤油を塗り、軽く炙ると香ばしい香りが広がります。

炊きたてのご飯の上に穴子をのせ、いくら醤油漬けをたっぷりとかけ、
爽やかな辛味の本山葵を添えます。ふわふわの穴子の甘みと、
いくらの程よい塩味のバランスが絶品の贅沢ご飯に仕上がっております。
〆には穴子茶漬けをご用意。

この時期、八代目儀兵衛でしか味わえない、穴子の贅沢ご飯をお楽しみ下さい。