銀座米料亭、神無月の米ざんまいコース料理長厳選・祇園・八坂
それぞれから数品ご紹介させていただきます。

【粥：料理長厳選・祇園・八坂】
今月は、秋の味覚のキノコと銀杏を使ったお粥をご用意いたしました。
お粥の中にはヒエなどの雑穀が入っており、
実はこういった雑穀がお米文化の始まりでございまして、
それに掛けてコースの始まりとさせていただいております。

【米菜：料理長厳選・祇園】
左上の器には、菊蕪と鶏のもも肉の温製仕立てをご用意しております。
右手の黒い器は米ぬか仕込みのへしこといいまして、
サバを塩漬けにして糠漬けにしたものを使ったソースをご準備しております。
季節のお野菜はへしこソースにつけてお召し上がり下さい。

【鮨：料理長厳選・祇園・八坂】
今月のテーマは「新緑から紅葉への移り変わり」です。
お鮨が三貫、左から秋鯖の棒寿司、右手が煮穴子の握り、
真ん中には炭火焼きにしたカマスの握りです。
一番右手の器には帆立とキノコのお浸しを、
お口直しには、いちじくのコンポートをご用意しております。

【米八寸：料理長厳選・祇園・八坂】
今月は「秋の吹き寄せ」テーマにご用意しております。
右手には、名残の鱧と走りの松茸と使ったお吸い物です。
手前左手には、グジの飯蒸し、なめこ餡仕立て、
奥には、鮨米を使った鮭のいくらの親子丼です。

稲穂の白く咲いている部分は、
昔のポン菓子のように食べられますのでどうぞお召あがりください。

【神無月のお供：料理長厳選・祇園】
お造：キンメダイの薬味巻き、ネギトロ
焼魚：甘鯛のこのわた焼き
肉料理：カボス窯の牛松炭火焼き
あしらい：きのこのなめ茸

全てご飯に合うように、味をつけてございます。
色んな味でご飯を楽しんでください。

【贅沢主菜：料理長厳選】
今月の贅沢ご飯の食材は、秋の味覚、《松茸》と《秋刀魚》です。
今月はこちらを炭火焼きで。
炭火焼きの香ばしい香りと共に、料理人が目の前に食材を持ってきてくれます。
パリッと皮目が焼けた秋刀魚を丁寧に調理する音と、香り。
炊きたての甘いご飯の上へたっぷりとのせ、松茸を添えます。仕上げに酢橘を。
脂ののった秋刀魚の旨味が口の中でジュワッと広がり、松茸の香りでいっぱいになります。
そして、最後の〆には、松茸を使ったおこげのお茶漬けをご用意。

まさに秋の味覚を炊きたてのご飯と堪能できる、贅沢な一品に仕上がっております。
この時期、八代目儀兵衛でしか味わえない、秋刀魚と松茸の贅沢ご飯をお楽しみ下さい。